2003/12/28(日)千葉県高滝湖のワカサギを食べる


ワカサギは偉い。
ハゼに比べて断然偉い。
何が偉いって料理が簡単なところが偉い。

高滝湖で釣ってきたワカサギ、同行者宅の台所にて、まずザルにあげて塩を多めに振り、軽くこすり洗いをして水洗いをして水を切れば、もうこれで下ごしらえ終了。ハゼみたいに鱗とったり、内臓だしたりしなくていいのが偉い。ワカサギは普段はプランクトンとかを食べているので、内臓に蠅や蚊の幼虫はそんなに詰まっていないから丸ごと食べられる。らしい。

ワカサギといえば、やはり唐揚げ。下ごしらえしたワカサギに小麦粉を薄くまぶして、あとは油で揚げるだけ。エイヤッと軽く火傷をしながら油にワカサギを落とし待つこと数分、油の中でワカサギからでる泡が少なくなってきたらできあがりだ。とってもラクチン。

揚げたての唐揚げに塩をちょこっとつけて頭からかぶりつけば、シャクッというウレシイ歯ごたえと共に、口の中に新鮮な淡水魚が持つ独特の風味が広がってくる。釣ってからまだ数時間しか経っていないピチピチのワカサギにはイヤな臭みはまったくなく、身のやさしい甘さと内臓のほんの少しの苦さがたまらない。ああ、書いていてもハラが減る。

下準備完了。簡単簡単。 小麦粉をまぶす。 適当に揚げる。 塩をつけてアツアツをたべよう。

あのとき、濡れた体で「はやく釣りいこうよ!」といってくれた同行者に感謝したい。
十匹位ずつワカサギの唐揚げを食べた後、卵を水で溶き、さっきの小麦粉をいれて天麩羅でいただく。唐揚げに比べて衣が厚い分、ふんわりと揚がったワカサギは、塩でも天つゆでもどちらでもおいしい。唐揚げはビールが欲しくなるが、天麩羅はご飯が欲しくなる感じ。よって天丼を作ったりする。

オー、テンプーラー。 アバウトな天丼。

おいしいんだってば。

ワカサギを腹一杯堪能した後、余った分は家に持って帰って、カラアゲにしてから酢と唐辛子で南蛮漬けにしてみた。これはこれでサッパリとしてとっても美味しい味。酢に漬けたため柔らかくなった骨が舌の上でホロホロと崩れてくる。

南蛮漬けバンザイ。


いやあ、大変満足。ワカサギってやつはどう料理しても美味しいなと。ハゼを釣りに行こうとしたら牡蠣にあたっていけなくなったり、ワカサギを釣りにいったら湖に落ちたりとなかなかドラマティックな同行人。次の釣りではどんな人生ドラマをボクにみせてくれるのだろうか。今から黒い期待で胸がいっぱいだ。



追伸:次の日、同行人からのメール
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車の後ろに耳あて入ってなかった?
向こうに置いてきちゃったかな。
これから出社するんだけど、自転車が盗まれてた。
ホントついてない(;_;)
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耳あてはありませんでした。
たぶん2004年はいい年だと思いますよ。

買い物してして

こういうの好きかな