1/23(日)カラーピーマン(パプリカ)のマリネ

 

コンビニで、「男のイタリアン」というオレンジページの別冊を買ったんだけれど、これがなかなか楽しい。今までイタリアンのレシピ本をちゃんと読んだことがなかったので、新しい発見がそこら中にある。パスタのソースをパスタのゆで汁を入れるっていうのは蕎麦のつけ汁にそば湯をいれるのと一緒じゃんと共感してみたり、カルボナーラは黒胡椒が炭(カルボ)に見えるからという意味だと知って楢の炭だねとつぶやいてみたり、「イタリア米」っていうのが世の中にあるのかと驚いてみたりと、読んでいて大変忙しい。なのでまだ半分も読んでいない。

男のイタリアン。でもオレンジページ。

でもまあ、とりあえずせっかくの日曜なので、読んだレシピの中で一番楽しそうな料理をつくってみることにした。それがP.20の「ピーマンマリネ」。別にピーマンは好きじゃないけれど、「ピーマンは表面を真っ黒に焼くこと。」という一文が調理欲をそそるのだ。

作り方は簡単。ピーマン焼いて皮剥いて切って酢とオリーブオイルと塩と胡椒と砂糖で和えるだけ。以下に書く内容はすべて「私の場合」なので、正しい分量とかは本読んでね。

とりあえず、スーパーいってピーマン買ってくる。ピーマンといっても緑のやつじゃなくて、赤とか黄色のイタリアンなヤツ。いわゆるパプリカっていうヤツですか。サラダとかにちょこっと入っているのを食べたくらいで、ほとんど味を知らない外国野菜。ちなみに本日購入したパプリカは「韓国産」だったりする。実は大きい唐辛子だったらどうしよう。

パプリカなのに韓国産。

まずはピーマンを焼き網で真っ黒になるまで焼く。真っ黒になるまで焼くといえば思い出す。「日焼けはプロレスラーの仕事」といったサイパン帰りの長州力。おっと、くだらないことを考えていたら焼き網が燃えちゃった。ファイヤー!(大仁田厚風に)。

真っ黒になるまで焼く例。 金網ファイヤーマッチ。

そんな小話はおいておいて、ピーマンをオスマン(サンコン)になるまで焼く。焼き網にピーマン、まさかそんな日が我が家に来るなんて。なんとなく絵的に感無量。一カ所だけ焼けないように転がしながら焼く訳だけど、これがなかなか真っ黒にならない。火力最大で秋刀魚だったら真っ黒になるくらいの時間をかけてやっとところどころ黒くなってきた。もっと簡単に焼けるものだと侮っていたよ。ピーマンがでかすぎるだけかな。それとも直火があたるタイプの下の鉄板部分がない網で焼かないとダメなのかしら。

なんか不思議な絵だ。焼き網にピーマン。 なかなか焼けません。

焼いてる間にマリネ液をつくる。今回入れたのはオリーブオイルと酢と胡椒と醤油と乾燥バジル。ちょっとレシピと違うけれど、醤油をいれたかったので仕方ない。乾燥バジルが目の前にあったんだからしょうがない。砂糖が見あたらないんだから致し方ない。ついでにもう一品、せっかくの韓国産パプリカなので、豆板醤と酢とニンニク醤油のマリネ液も用意してみる。単に豆板醤を使いたかっただけなんだけどね。

マリネ液をグリグリとまぜている間に、どうにか莫大なガス代と引き替えにピーマンがそこそこ焼き上がったので、熱いうちにキッチンペーパーで皮を剥く。ああ、わかっていたけどアッツイ。さすが韓国産。熱いけれどこの作業はとっても楽しい。「前向きに触る火傷しない程度の熱さ」って結構好き。

真っ黒じゃないけどまあいいや。 皮がきれいに剥けて楽しい。

断面。肉厚で旨そう。 黄色いピーマンも真っ黒。

皮を剥いたら種とへたをとって縦に切る。ピーマンなのにジューシーでとっても美味しそうである。つまみ食いは料理した人の特権ということで、まだ温かい焼きピーマンをパクリと食べてみる。あら甘い。苦みもないし美味しいじゃないですか。緑のピーマンとパプリカは、ミカンとオレンジ以上に違うんだなと一人関心。食わず嫌いはいけないな。このまま塩胡椒かけて食べちゃいたいけれどマリネ液をつくっちゃたので、液に和えて冷蔵庫で冷やす。お風呂でダッヂオーブンの本を読んでいる間に無事完成。

ピーマンマリネの完成。 韓国風ピーマンマリネ。

ああ、なんかマリネ液多かったな。まあいいか。まずはオリーブオイルと酢のほうからいただきます。わっはっは。なんだこりゃ、ビックリするくらい美味しいじゃないですか。甘いピーマンに酸っぱいマリネ液がよくあってる。こういう野菜って初めて食べるな。さすがイタリアン。次はレシピに無理のある韓国風マリネをいたきます。おっほっほ。コーリャンうまいや。全然イタリアンじゃないけれど、ピーマンの甘さと豆板醤の辛さと酢の酸味が謎のバミューダトライアングルみたいになって食欲を刺激する。焼き肉屋とかのメニューに加えて欲しい一品だ。


イタリアン、なかなか楽しいじゃないですか。まだまだいろんな試したい料理が載っているので、しばらくはイタリアンな男でいよう。よし、今日からは豆板醤じゃなくてトウバンジャーノだ。

買い物してして

こういうの好きかな