4/17(日)葉山葵の醤油漬け

 

その日食べるものをフラフラとスーパーやら商店街やらで探すのが好き。そんな訳で、今日のご飯を求めてフラダンスしていると、たまにマニアックな野菜を気まぐれで並べてくれるスーパーに、「葉わさび 静岡産 168円」という、誰が買うんだこんなものという感じの素敵な食材発見。値段も安いのでとりあえず買ってみる事にした。葉山葵、きっと山葵の葉っぱであろうこと間違いなし。

葉わさびだってよ。 確かに山葵だな。

これは一体どうやって食べるのかねえとアバウトに調べたところ、醤油漬けにして食べるのが一般的らしい。醤油漬け、おお、今日食べられないじゃん。まあいいか。

とりあえずやってみる。まずは、葉ワサビを洗うと。で、山葵といえば静岡、静岡といえばお茶ということで、緑茶を沸騰させて、ザルに置いた葉ワサビにジョボジョボとかけると。何でわざわざ緑茶なのかは知らない。でもなんとなくそれは正しい気がする。ちなみに家には急須というものも茶葉というものもないのでペットボトルのお茶で手を抜く。これをお茶を濁すというのかね。

緑茶だそうだ。 沸騰させる。

まんべんなく熱いお茶をかけたら、それをキッチンペーパーでくるんでぎゅっと絞り、包丁の背でトントンリンリンランランと叩いて柔らかくすると。ほお。

ジョボジョボジョボと。 トントントンと。

タッパーに醤油たっぷりとお酒ちょっとを入れて、葉ワサビを漬け込んで、つまみ食いしつつ数日見守ったら、軽く水気を絞って適当な大きさに切れば完成披露試食会の開始でございます。

ヒラメの南蛮漬け。 馬刺。凍っているのは気にしちゃダメ。

葉ワサビの醤油漬けに用意するものは、もちろん白いほかほかご飯。日本酒にも合いそうだけれどね。まずはの部分をつまんで口に入れると、まずは醤油の旨味と鼻にツーンと抜ける山葵の香り。噛めばシャキシャキした歯ごたえと、ジュワッと染みだす山葵醤油。こういうさっぱりとした上品な刺激は大好きだ。葉っぱの部分は、ご飯をくるっと巻いて食べると、即席葉山葵の巻き寿司になる。ご飯を美味しく食べる方法を一つ見つけた気分になる味。とてもうまい。着物を着たくなった。きっとお茶漬けにしても美味しいと思う。お茶がないのでやらないが。

はい完成。 ワサビのワ。

葉山葵、たぶん今まで食べた事なかったけれど、今日、君に出会えてよかったよ。かなり好みだ。君のためなら急須と茶葉を買ってもいいかな。


買い物してして

こういうの好きかな