01/28(土)ター菜(ターサイ)とサワラのオイスターソース炒め

あけましておめでとうございます。今日は寒いですね。ええとですね、中華鍋がお家にきましたよ。でですね、中華鍋っていうのは中華料理で使うらしいんですよ。りんごの皮を炒めるための道具じゃねえってんです。そんな訳で、近所のスーパーへ中華っぽい食材を求めてお買い物へいってまいりました。残り物を食べようキャンペーンなんて知ったこっちゃありません。

で、いってみたら、どっからどうみても中華っぽい葉っぱ、ター菜とかいうのが98円という素敵な価格で販売中だ。こんな冬場のタンポポみたいな平べったい野菜は見た事も食べた事もないけれど、きっと中華な味に違いない。だいたいターは漢字でどうかくんだ。葉っぱだけだとちょっと寂しいので、なにか豚肉でも一緒に炒めてやらないと中華鍋も寂しかろうってんで、なぜか魚売り場をさまよっていたら、サワラの子供であられるサゴチが安くなっている。サワラっていえば魚片に春と書いて鰆だ。うちの大黒柱、亀本さんも冬眠から覚めた事だしって無理矢理覚ましたんだけれど、もうすぐ春だ。そんなあなたにサゴチをどうぞ。料理した事ないけれど。

ターサイ。平べったい。

静岡産だい。

裏はこんな感じ。

さわら(さごち)。春はきっと近い。

台所に仁王立ちをして、まずはさごちの血合い骨をすぱっと切り落とし、一口サイズに切ったら塩、胡椒をして小麦粉をフルフル。腰は振っちゃあいけない。で、切り出した血合い骨についている身をちょこっと切って、こいつを亀本さんの目の前にポチャッと落とす。これ大事。すると亀本さんが一切の躊躇もなくガブリっと食いついた。おお、こいつはいい魚だ。

下味を軽くつけたら小麦粉を振るのだ。

ターサイは手でちぎってバラバラにして、ザルで洗って水気を切っておく。生姜のみじん切りなんかも用意して、万事下準備が整ったところでガスコンロに火をつけて、多めの油を中華鍋に注いで熱します。油が温まったところで小麦粉を振ったさごちをジュジュっと入れて、油をお玉でかけ回しながら両面に軽く火を通す。本当はタップリの油で油通しをするといいんだろうけれど、そんなシステムはありゃしない。

ジュージュー。

もうちょっとで火が通るかなっていうところで、揚げ物から炒め物に切り替えるために、余分な油をキッチンペーパーに吸わせてしまい、みじん切りにした生姜とバラバラにしたターサイを入れて、中華料理っぽくワッシャワッシャと大きく混ぜる。ああ、ターサイが隣のコンロに飛んでいった。さすが中華鍋。

炒める。中華鍋っぽい。

味付けは、しないよりはした方がいい。日本酒、塩、胡椒を入れたところで、中華なんでオイスターソースを小さじ一杯くらい入れて、ターサイに九分九厘火が通ったところで出来上がりだ。炒めすぎちゃあいけない。

まあおいしそう。

アツアツのところをがぶっといくと、このターサイっていうやつがなかなか。歯ごたえはチンゲンサイ、味はカラシ菜っていう、今まで食べた事のないハイブリッドベジタブル。さすが中国4000年。さごちの柔らかい食感とターサイのシャキシャキした食感が合う合う合う。味付けのオイスターソースもいい感じで、適当に合わせた割にはおいしいやあと自分を褒めてつかわそう。

ターサイ、気に入った。味を覚えたのでこれからターサイ(多彩)な料理に使えそうだ。

買い物してして

こういうの好きかな