2003/7/31(木)手漕ぎボートでマゴチを釣りにいく-2


昨日、惜しくも釣れなかったハゼを求めて、今日は新川というところへいった。相方は寝坊のため欠席。どうでもいいが、ここの川の下には駐車場があるなぜわざわざ・・・。

午前10時に現地到着。路駐でも良かったんだけど、川の下の駐車場に止めてみたかったので、わざわざ駐車場にいれる。一時間200円也。
で、川の下から脱出し、川の上から水面を見てみると、おお、すごい数のハゼが・・・死にまくっている。 水面には腹を天に向けて昇天したハゼ、ハゼ、ハゼ。こんな状態で釣れるのか。まあでもとりあえず魚影が濃いということだ。それによく見れば生きているハゼも結構岸壁にへばりついている。

死ぬと魚は白くなる。
ハゼ死にまくり。死んだハゼをカニが食べていたりする。野生の王国。

慎重に釣り糸をぴろ〜んと水面に投下。竿を持つ右手に集中し、アタリを待つ。ハゼはいる。たくさんいる。佃煮にするほどいる。が、ちっとも釣れない。アタリ全くなし。まわりで釣りしているおっちゃんたちも、今日はだめだと嘆いている。こりゃあかんと、場所が悪い、日が悪い、川が悪い、政治が悪いと文句をいいながら、宇喜田橋から新川沿いに中川方面にペタペタとお多福サンダルで歩く。夏の釣りといえばお多福サンダル。

新川と中川の合流地点付近に人がいっぱいいるのが見え、ちょっと早足でいってみると、みんな竿を持たずに網で魚を掬っているらしい。ほうほうほうと水面をのぞいてみると、うおお、なんかしらんけど魚がたくさん泳いでいる。よく見るとセイゴ(スズキの子供)だわ。3,40cmくらいのが水面近くをやる気なく泳いでいるよ。岸壁を見れば、ハゼがたくさんへばりついている。ようし、ここならと竿を出すがやっぱり釣れない。 隣では小学生が網でバンバン捕りまくっている。俺だめじゃん。

15分ほど我慢して釣りを続けてみたが、今日ハゼが確保できないと明日マゴチ釣りにいけないので、奥歯をぐっと力をいれながら、近くの釣具屋で¥200也の網を購入。
子供の頃に戻ったように、手摺りから手をいっぱいに伸ばして水面にぎりぎり届くくらいの網で、そおっとハゼに網をかぶせる。そして、念願のハゼをGET'S!!。いやあ、ハゼ掬い、すっげえ楽しい!絶対釣るより楽だし!サラリーマンにもおすすめ!気合いを入れれば網の直径くらいのセイゴだって掬えます。一時間ほどで必要な分のハゼを掬い終え、本日の戦は終了。これでマゴチは釣ったも同然。食べたも同然。

リリースしました。 ハゼハゼハゼハゼ
網で掬った30センチ
くらいのセイゴ。
気合いで掬おう。
網で掬ったハゼ。
釣ったのは一匹もなし。

機嫌良くハゼ掬いをしていたら、知らないおっさんに、「学生さん?」と聞かれたので、「はい!夏休みです!」と答えてみた。平日の昼間に網を持って魚を追いかけている無職より、平日の昼間に網を持って魚を追いかけているバカ学生の方が、みんなの見る目が温かいと思う今日この頃。僕は今日からニセバカ学生になることに決めた。


つづく

買い物してして

こういうの好きかな