2003/8/7(木)ウナギに恋して-捕獲篇


ウナギが食べたい!
ウナギのぬるぬるで遊びたい!
ウナギをさくっと捌いてみたい!


というわけで、ウナギを釣りにいくことにした。実はウナギ釣り、前々から憧れていて、機会を見計らっていた釣りだ。だってウナギだよ!
で、ウナギ釣りっていうのがどこでできるのかっていうと、ネットでアバウトに調べたところ、基本的に海につながっている川ならどこでもいい、らしい。ならばと夕方、自転車で河口から数キロの某川某所へ出発。ちなみにウナギは夕方から夜釣るものらしい。途中、公園のハジッコを以前潮干狩りにいったときに拾った鍬でほじくってミミズを確保。なかなかグッドなミミズたちだ。で、某川某所に陣取って、竿を出す。いいねえ。自転車でウナギ釣り。

掘りたての葛飾産ミミズを釣り針に刺して、エイヤっと投げる。竿は三本出してみました。これでウナギ三匹ゲットだなと。

待つこと30分、竿がピンピンとうっすら曲がる。すわ、憧れの江戸前鰻か!。おおおっと慌てて竿を手に持ちリールを巻く。ん、軽い。軽いよう。
で、あがってきたのは、江戸前ウナギならぬ、江戸前ハゼでした。天ぷらにしようかとも思ったけれど今日はウナギ気分なのでやさしくリリース。

にょろにょろ チャリ ハゼ
葛飾産ミミズ。この入れ物が、後の大惨事に・・・ 自転車でウナギ釣り。
素敵だ!
江戸前ハゼ。
ウナギだと思ったのに。

ふうっとため息をついてエサ交換。ミミズチェンジ。むんずとミミズを右手で掴んだ瞬間に激痛が!痛い!ミミズに噛まれた!じゃなくって、ミミズを入れていた空き缶の縁で手を切った!
いたいいたい アリは働き者
痛い痛い痛い。 アリよ。僕に未来を
与えておくれ。


こんな時に限っていつも財布にいれているバンドエイド、山形でいうカットバンがない。もういや、こんな生活。だいたいこんな東京の町中でウナギが釣れるなんて思った私が悪かったんだと蟻の巣を見ながら一人いじいじ。もう周りは暗くなったし帰ろうかと思ったが、うなぎさん、もう一度だけ振り向いてと願いを込めて傷ついた腕を庇いながらミミズを針に付けて再投入。傷ついた手でのミミズいじりは、バイ菌が入りそうでかなりブルーだ。

首都高6号線の明かりを眺めながら待つこと数分、ハゼの時とは明らかに違う大きなアタリが!さすが俺!

ブンブン揺れる竿を持ち、慎重にリールを巻く。竿から伝わってくるまだ見えぬ獲物の手応えが気持ちいい。水面まであがってきたニョロニョロした獲物は、、、ダイナンウミヘビ!ではなくて、憧れの江戸前ウナギだ!ううう、すっげえうれしい!「東京に天然ウナギは実在した!」って号外を出したい気分だ。


やっぱり、釣りっていうのは、最初の一匹を釣ることに意義があるんだなと、なんだか開高健みたいな気分になった一日だった。

まかせられても
バケツが大きいのではなく、
ウナギが小さい。

で、釣れたウナギなんだけど、よく見ると、まだちっちゃいんだなあ。指輪でいったら15号くらいの太さだ。どうしようかなあ。食べちゃおうかなあ。ドジョウといっしょに飼おうかなあ。

買い物してして

こういうの好きかな