2004/5/30(日)生マンゴスチンを食べる 恐るべし南国フルーツ

 


思わず幕張のコストコで買ってしまったタイ産AIR便のフルーツの女王、生マンゴスチン、当然食べたことはないので食べ方なんか知らない。こんなもの山形にもベトナムにもなかった。6個で1027円もしやがる。こんなものを一人でもりもり食べたら、ただのフルーティーな人なので、コストコサイズの愉快な食べ物と一緒に友人宅へこっそっりと持って行って食べることにした。嗚呼フルーツの女王。

マンゴスチンが女王、どうせ王様はドリアンなんでしょ。

夜も更けて、宴もたけなわになった頃を見計らい、そっと冷蔵庫に入れていたマンゴスチンを取り出し、コソコソと台所へ。マンゴスチンっていうやつは、桃とかアボガドとかとは逆で、外側のカタイ殻に覆われている、真ん中にある白い果肉を食べるものらしい。

期待しているぜ。

パッケージの説明書を読みながら、横から包丁を土星の輪みたいにくるっといれればパカっと開くはずなんだけれど、皮が堅くて包丁が全然入らない。さすが女王だ、ガードが堅いぜ。っていうか冗談抜きにココナッツ並にカタイ。勘弁してくれ。

酔っぱらいが後ろで寝ている人の家の台所で、すりこぎ使ってガンガン包丁を叩きまくり、どうにか果肉が見えてきたと思ったら、おお、なんだこりゃ、黄色い絵の具みたいな液体Xが飛び出して来やがった。この液体を牛乳に入れればフルーツ牛乳になるような気もするがたぶん間違っている気もする。日本人の食べて平気な食べ物なのか微妙になってきた。

堅い。包丁が刺さらない。 ナンジャコリャー。

絵画教室みたいになっている。 戦の後。

しかし負けるものかと手を黄色く染めつつも身を全部取り出すと、どうにか食べられそうな白い果肉もでてきた。白い果肉にも黄色い絵の具が付いちゃっているけれど。ここで捨てたら南国のお百姓さんに悪いので洗って食べる。ハラハラ。あ、上品な甘さでおいしいや。ふにゅっと噛むと口の中でふやっとやる気なくとろける感じはさすが南国。シャリシャリした梨やリンゴにはマネができない芸当だ。

自分だけで食べても面白くないので、友人達にも押しつけようと二つ目のマンゴスチンを切ってみたら、こっちはさくっと包丁が入り、スルスルスポンと見事な白い果肉がでてきた。なんだ、最初の一個だけが堅かったのかと三つ目を切ってみたら、スルスルスポンと切れたのはいいが、また見事な黄色絵の具がまた出てきやがった。スプラッタ。オーマンゴスチン、外見で判断付かないからたちが悪い。しょうがないので、マンゴスチンにカスタードクリームをつけてみましたと酔っぱらいにそのまま食べさせようかと思ったけれど、残念ながら目撃者がいたので洗って食べさせる。どうやら誰が食べてもマンゴスチンは美味しいらしい。

これはアタリ。

生マンゴスチン、某飯田橋のグリーンカレー同様、日本で食べるのはいろいろと無理があるが、ここは一つ、闇鍋ならぬ闇フルーツとして是非暗闇で食べて頂きたい。あるいはロシアンマンゴスチン。マンゴスチンなのにロシアン。電気つけて口が黄色くなっていたら負けということで。

買い物してして

こういうの好きかな