2004/3/8(月)ベトナム旅行記4「ホーチミンの空港へやっと到着」


以下に書く文章は、すべて私の私見です。ベトナム、台湾の複雑な歴史背景、食文化、民族気質等、一切学ばない状態での興味本位の旅なので、偏った見解、誤認等多々あると思いますが、いつものこととご了承の上、閲覧ください。



まだ3/8(月)。筆が遅い。

in 台北。飛行機に乗せてくれない。待ちくたびれた。やっぱりテロとか内戦とか起きているのだろうか。本当にベトナムたどり着けるのだろうか。ベトナムって漢字で書くとどう書くのだろうか。別途南無?。お布施強要するお坊さんみたいだ。なにいってんだ俺。だんだん不安になってきたぞ。ああ、たまに流れる場内アナウンスは当然英語と中国語。もちろんなにいってるかわからない。ああ理解不可能不安倍増。でも大丈夫。斜め前にさっきの飛行機で通路挟んで隣に座ってベトナムについて熱く語っていた女子大生風の3人組が平然と待っているから大丈夫。あの子達についていけばベトナムにいけるはず。ああそうさ。よしトイレいってこよう。おおっとトイレから戻ってきたら三人組いないよ。ああ、不安だ不安。超不安。とりあえず正露丸飲んでおこう

結局、予定より30分遅れて搭乗が無事開始。普段電車しか乗らない身としては、この飛行機の時間の乱れっぷりっていうのはビックリ。でもこれが海外旅行。時差ボケってやつだ。日本と二時間違うんだもんな。経度から経度へと朝のリレーが毎日おこなわれているわけだ。なあ谷川。

さっきより一回り小さい飛行機に乗り込み、また窓際に陣取って一路ベトナムはホーチミンに向け出発。

せまいせまい。

日本から台北の飛行機は、まだスッチーが日本語で飲み物サービスとかをしてくれていたんだけれど、台北からホーチミンの飛行機となると、限りなく日本語指数が低くなる。見た目は日本人っぽい(中国人?)スッチーも当然のように英語で話しかけてくる。たとえるなら山形駅前ロッテリアでコギャル風女子高生がダニエルカールみたいなバリバリの山形弁で話しているのを聞いたのと同じくらい困る。しかたなくこっちも英語で返す。目には目を、英語には英語、Hello!にはHello!。ジュース一つ頼むにも「オレンジジュース」が「オゥレンジジュゥス」と間違っているんだか狂っているんだかよくわからない発音を口から発する。ハッスルハッスル。ああ恥ずかしい。

ああ、我が人生の中で「がんばって英語をしゃべろうとする自分」っていうものに出会うとは思わなかった。これからは「カタコトの日本語」に対してやさしく接しよう。海外旅行って勉強になりますね。前の席の日本人のおっさんは、英語でなに聞かれても堂々と関西弁で答えていた。「ビールありまっか」とか。ある意味正しいと思う。

ライスは思いっきり中華味。中華航空だからね。 ヌードルもやっぱり中華味。中華航空だからね。

機内で配られた出入国カードと鳥インフルエンザ対策と思われる健康チェックカードに観光ガイドを見ながら記入し、河川整備という概念が見あたらない曲がりくねった茶色い川を遙か上空から眺めているうちに、飛行機は無事ベトナムに到着。手荷物持って意気揚々と飛行機から一歩でると、おおさすがベトナム、容赦なしに生暖かく甘ったるい空気に満ちている。ちなみに台北の空港はハッカク臭かった。外国人が成田に降りると魚臭いと感じるらしいが、都営大江戸線の築地市場駅は日本人が降りても魚臭い

川に十字路があるっていうのはどういうこったい。 のどかな農村。

日本からベトナムに運んだだけで煤けてしまったおニューのトランクを受け取り、無事入国。入国審査は特に難しいことナシ。空港をでたところでHISが用意した現地ガイドと落ち合わないといけないので、首からダッサイHISボールペンをぶら下げて、いざフォーの国、ベトナムへ。ベトナム語は「フォー・ガー(鶏入りののライスヌードル)」と「フォー・ボー(牛入りののライスヌードル)」だけ覚えた。鶏がガーで、牛がボーなら、豚はブーで山羊がメーか。どうなんだベトナム。

すげえ汚れっぷり。どんな扱い受けたんだろう。 ウエストバックにCiaoのバッグとボールペン。文句なくダサイ。

空港出口にはお迎えの人たちがたくさん待ちかまえている。わざわざ俺のためにありがとう。で、現地ガイドはどこかなとウロウロするが見あたらない。っていうか向こうの顔がまったくわからない。不安なんで頭に「ホーチミンで放置プレイ」というしょうもないプレイが浮かんでくる。ベトナム着いて早々そんなプレイいやだ。

空港で待つ人たち。

オロオロしながら顔も知らないガイドさんを捜していると、「タマキさ〜ん」と明らかに現地の人っぽい方が、HISと書かれた紙のボードを指しながら私の名前を呼んでいる。おお、逢いたかったよガイドさん。無事合流。めでたしめでたし。


つづく

買い物してして

こういうの好きかな