2004/3/9(火)ベトナム旅行記8「癒し系ベトナム田舎料理とシェスタ」


以下に書く文章は、すべて私の私見です。ベトナム、台湾の複雑な歴史背景、食文化、民族気質等、一切学ばない状態での興味本位の旅なので、偏った見解、誤認等多々あると思いますが、いつものこととご了承の上、閲覧ください。



3/9(火)のお昼

舟も壊れていることだし、釣り堀池から木と竹でできた東屋に場所を移して昼飯をいただく。本日の昼飯は「何もしない時間を楽しむあなただけのホームステイ」ツアーにもれなく付いているベトナム料理 with さっき釣った魚。釣った魚を食べるっていうところが素敵。料理もさせてくれるらしい。

昨日の夜、エビセンがなかなかでてこないことで有名な、Blue Gingerで食べたベトナム料理は、100%観光客向けのステレオタイプなベトナム料理。多分。日本でいえばスシ、テンプラ、スキヤキセット。で、本日のベトナム料理は、ベトナム一般的地方的家庭的田舎的料理。日本でいえば、きりたんぽ、お好み焼き、ひつまぶし、カレーライス。デザートに煎茶とお汁粉と萩の月みたいな。多分。そんな感じ。

涼しい東屋。高木ブーのお面をかぶってみました。意味ナシ。

これで三人前。多い。が、まだまだ出てくる。


ガイドさん曰く、ベトナム人の食生活は、朝はバインミー(フランスパンのサンドイッチ)や、昼は外食でフォー(米の麺)、夜は家族揃って、ご飯に酸っぱいスープに野菜炒めとかそんな感じだそうだ。日本と変わらないっすね。味付けも、なんにでもニョクマム使うあたりはなんにでも醤油を使う日本と同じ。香草たっぷりなのも紫蘇や生姜やセリだと思えば同じ。ただ、油がちょっと多いのと、甘い物がとことん甘いのが違うかな。

脱皮したばかりの柔らかい蟹の丸揚げ。ソフトシェルクラブとかいうやつ。一度食べてみたかったのでうれしい。

塩つけて食べる。テナガエビの唐揚げより柔らかい。ミソがウメー。


生春巻き、揚げ春巻き、厚揚げ。厚揚げは豆腐をあげたもので日本と同じ。普通に食べるらしいよ。

生春巻きは、ビーフンと香草がたっぷり。ニョクマムつけていただく。香草が強烈で素敵。もう雑草。


豚のミンチを揚げたもの。揚げ物が多いぞ。

飲み物は別料金。一本一万ドン。


次々出てくる料理の中、さっき釣った魚らしき魚が丸揚げになってでてきた。あれ、釣った魚はまだ瓶の中でチャプチャプしている。っていうか料理させてくれるんじゃないの?あれあれあれとガイドさんに聞いてみると、「これは釣ったのと同じ魚です」とのこと。意味ねー。しかも鱗とらないで揚げられているし。ううん、釣った魚と釣ったのと同じ魚は、魯山人が使っていた杓文字と魯山人が使っていたのと同じ杓文字くらい違うのよ。ベトナム人に日本の釣り人の心伝わらず。

もしかしたら美味しいのかと、鱗を試しに食べてみたら、当然のように生臭かった。

ガイドさん。「ナゴヤニイキマシタ」だそうだ。それはいいから魚さばかせてよう。


釣った魚が食べられなかったのはベトナムなので置いておいて、料理自体は基本的にどれも美味しかったです。ただ、最後に出た餅米のデザートに出たちまきだけは食べられなかった。甘い餅米と豆を蒸した中心になんかネチョっとした生臭い物体Xが入っている。ナンジャコリャーときいてみたら、豚の脂身なんだよ!脂身!容赦なくベトナム仕様。ベトナムに来て一番のカルチャーショックだ!。でも食べられないのは味覚の許容範囲が狭い私が悪い。次に出会ったら全部食べてやる。積極的に注文はしないが

ちまきとおしるこ。もちろん強烈に甘い。 油断して食べたら豚の脂身!。デザートに豚の脂身。この旅行で一番のカルチャーショック!

当然フルーツ付き。 フカフカしていて甘いの。うまく説明できない。

フルーツを食べて思う。ベトナムのデザートが強烈に甘いのは、その辺になっている味付けしていないフルーツがナチュラルに超甘なのが原因だと思う。豚の脂身の原因は知らないが。


お腹がいっぱいになったので、どれもうちょっと釣りでもしようかなと釣り堀池に戻り、エサをつけようとエビを見てびっくり。エビの周りがアリだらけ。小学生二年生の「夏休みの自由研究」大成功状態。さすがベトナム。蝦を襲う蟻。漢字が難しいぜ。

↑クリックすると拡大されます。アリ好きの方はどうぞ。 トイレ。ユニットバスの振りをしているが、奧のバスタブは実はトイレを流すための水瓶だったりする。バケツでジャー。

そんな感じで過ごした「何もしない時間を楽しむあなただけのホームステイ」の仕上げは、ハンモックでのシェスタで、まさに何もしない時間を過ごす。ちなみに水辺なのに蚊はちっともいない。多分乾期だからだけれど、かなり助かる。ホーチミンの昼下がりにハンモックでのシェスタはとっても似合うなと。グウグウ。

ああ気持ちいい。 パパイヤ。ヘチマみたい。

1時間ほどハンモックでユラユラと、ここ4年で多分一番気持ちいいお昼寝をしてツアー終了。ちなみに人生で一番のお昼寝は、ぽかぽかと天気のいい五年前の三月に、友人といった大学生活最後の渓流釣りの途中に、誰もいない山の中で真っ白な雪の上に大の字になったお昼寝。

今日は水辺でボケボケできたのでナカナカ幸せな気分。胃は若干もたれたけれど、確かに癒されたっす。

美味しそうなコケッコーもいる。キケンキケン。


つづく

買い物してして

こういうの好きかな