8/28(日)逃したウナギはデカい
秋葉原の本屋にいったついでに、昭和通り沿いにひっそりとたたずむ上州屋でウナギ釣り用に「極太ミミズ大関」を購入した。「秋葉原で極太ミミズ購入!」、この言葉の響きが素晴らしい。そんな訳でまた自転車に乗っていつもの場所へウナギを釣りにいく。毎回ここ。そろそろ新しいポイントを開拓したほうがいいような気もするのだが、そこにはかわいい犬や猫までいるので、まったく他の場所に行く気にならないのだよ。ウナギは大して釣れないのだが。
今日は台風が過ぎ去った後なので、近所の川がメコン川のように濁っていて絶好のウナギ日和。うれしくなって、いつもよりちょっと早めの時間に現場に到着。さっそくエサのミミズを取り出してみると、確かに極太である。でもなんか痩せて元気がないみたい。臭いも弱い。外国産のミミズなのかな。まあなんでもいいや。ミミズがでかいのはいいんだけれど、どうやら入っている数がかなり少ないみたいなので、ハサミで1/3にカットして三本用意した竿にセットして川に投げ込んでおく。もう夏も終わりだし、今年最後のウナギ釣りになるのかな。
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今日は大関。 | でかいけれど、ちょっと元気がない。 |
今日はちゃんと竿先につける鈴を持ってきたので、安心してその辺を散歩する。さすがに台風の後なのでいろんなものが漂着していて楽しいなと。あ、金持ちで有名なコガネムシがいっぱいいる。わーいわーい。接写しちゃえ。
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濁った川。靴は登山靴。もう山は登らないので釣り用になった。 | アスパラが増えていた。 |
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1メートルくらいの魚。 | 豚? |
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コガネムシ。 | なんかたくさんいるよ。 |
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脇腹。輝いているね。 | 目がかわいい。 |
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結構素早く動くよ。 | マメコガネもいたよ。すごいポーズだね。 |
などと久しぶりのコガネムシとの再会を喜んでいたら、チリンチリンと鈴がなる。うん、鈴は便利だ。鈴が鳴った一番短い竿のリールを巻いてみると、ウナギ独特のニョロニョロとしたヒキではなく、普通の魚っぽい。なんだなんだと巻いてみると、流線型が美しい見知らぬ魚さん。中国魚かしら。さすが外国ミミズをエサにしただけあるなと。塩焼きにしたら美味しそうな気もするけれど、ウナギしか持って帰る気がないのでクーラーボックスというものがない。腐る。バケツに入れておけるサイズでもないのでリリース。
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美味しいのかしら。 |
さて、まだ日のあるうちに、例の白犬と斑猫に挨拶しようかなと犬小屋のある釣り小屋へいってみると、白犬はぐっすりと熟睡中。起きる気配なし。いいけれど。じゃあ猫はどこかしらと見渡すが見当たらない。まあ鎖で繋がれていない猫だから、かならず会えるっていうほうが不自然か。でもせっかくだから会いたいなあと念じていたら、向こうからヒョコヒョコ歩いていた!えらい!が、一定の距離を置いて睨んでいるだけで、撫でさせてくれる気配はなし。仕方がないのでたまたまポケットに入っていた猫缶で呼び寄せようとするも、2メートル先でニャーニャーいうだけでそこから近づいてこない。うーん。別に攻撃する気はないのだが。まあ、そのうち慣れるだろうと猫缶の中身を出しておいて、ちょっと離れて観察。すると、そろりそろりとエサに近づいてきて、私の顔をジロリと睨んでからモグモグと食べ始めた。うん、満足。
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白犬。お休み中らしい。 | そう睨むな。 |
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きっと猫まっしぐらだ。 | こない。 |
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あ、きた。 | あ、食べた。 |
今日は満足満足。さあ、早く帰って盆踊りにでもいこうかな。いや違う、ウナギ釣りにきたんだ。確か。 手がミミズ臭いし。猫がエサを食べたんだからウナギもミミズを食べるだろうと、エサを付け替えた仕掛けを川底に放り投げる。そして竿先につけた10年くらい使い続けて錆だらけの鈴が鳴るまではじっくりと読書のお時間。ここは街灯が近くにあるので、ヘッドライトの明かりがあればある程度本も読める。でももっと字の大きい本にすれば良かったかな。
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食いものの恨み | 読めないことはない。 |
ああ、腹が減る。夕飯時に食べ物の本を持ってきて食べ物を持ってこなかった自分が憎い。憎い憎い。あ、鈴がなった。わーいわーい。リールをクルクル巻くと、ニョロニョロとしたウナギのヒキ。でもちょっと小さいかなあと上げてみたらやっぱりちょっと小さかった。糸に絡んでおらず、針も呑み込んでいなかったので、お父さんを呼んでおいでと竜宮城にお帰りいただく。するとすぐに別の竿の鈴がなった。竿を持ってみるとブニョンブニョンと今までにないほどのヒキの強さ、明らかに70センチオーバーの大ウナギである。あら本当にお父さんを呼んできてくれたのね。ヒキが強いー楽しーブンブンするー、そうだ、ヘッドライトを点けなきゃ、よいしょよいしょ、あ、竿が軽くなった。え、え、え、えええええええ、軽い。うそーん。ちょっと勘弁してくださいよう。巻き上げた仕掛けにはウナギはぶら下がっておらず、食べかけのミミズと大量のウナギ独特のヌメヌメだけが残された。どうやらヘッドライトを点けようとモタモタしていた隙に、ハリスに巻き付いて針を外したらしい。ぬおおおおお。私のバカバカバカ。
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年代物の鈴でございます。 | ちょっと小さいわね。 |
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ヌメヌメが〜〜〜〜。 |
大物に逃げられた後はアタリなし!めでたくない!すごい悔しい!
なのでウナギ釣り、今年はまだ続けます!