2003/9/11(木)ザリガニ釣って逃がして釣って


小学4年生くらいの頃の話。
家からガキの足で30分くらい歩いた所に、ザリガニがやたらと沸いているドブ川があった。

途中の駄菓子屋でおやつのスモモと一緒に買ったスルメやら素手で捕まえたカエルやらを凧糸に括り付けてドブ川に沈めると、すぐに水中からモゾモゾとザリリンがエサが引っ張る感触が伝わってくる。

エサにザリタロウがくっついて重くなっているのを愉しみながらゆっくりと凧糸を引き上げると、大きなハサミでスルメを挟んだマッカチンが水中から現れる。
ヤツは水の中から飛び出てもエサをなかなか放さないので、そのままえいっとバケツ に放り込む。
当時は、夕方までやる気まんまんに遊んでいると、バケツいっぱいのザリガニがとれた。

で、獲得したたくさんのザリーは、逃がすのがなんとなく勿体ないので、30分かけて歩いて家まで持ってかえって、母親に「飼っても死んじゃうでしょ!」と怒られて、しぶしぶ近所のザリガニの住まないドブ川に放流。
前飼ってたザリガニが水死し、えらい臭い物体になって以来、ザリガニの飼育は許されていないんだな。
でも懲りずに次の日また大量に釣ってきて、また母親に怒られる。

これを延々繰り返していたら、放流していた近所のドブ川に、いつのまにかザリガニが自然繁殖したらしく、2つくらい年下のガキがその川で、ザリガニを採って得意げに持って帰っていた。心の中で「そのザリガニ、全部本当は俺のだからな!」とつぶやいてみる。

たぶん、そのガキも家に持って帰って母親に怒られて近所の川に逃がすんだろうな。
そしてザリガニの生息域はどんどん広がっていくんだなと最近になって思う。どうかね。

ボクはザリガニに利用されていたのかな。
食っちゃえば良かった。

買い物してして

こういうの好きかな