2006/01/24(火)ミミズコンポストでミミズ養殖


実はですね、亀を飼っております。亀を溺愛しております。名前は亀本さんっていうんですがね、この亀本さん、なかなかの偏食家でございまして、出会ってから3ヶ月くらい経つのですが、未だに生きたミミズ、およびミミズと人工餌の和え物しか食べてくれませんの。水槽の中の水草が減っているので、これも食べているんだろうけれど、あくまで水草はおやつ程度でしょうねえ。

亀本さん。

そのうち人工餌になれてくれるとは信じているのですが、とりあえず、今しばらくはミミズ中心の食生活を送っていただく他ない訳です。ミミズが大量に必要なのでございます。

そんな訳で、世のエコロジスト注目の的、ミミズコンポストを作る事にした訳だな。コイツがあれば、亀本さんの毎日の食事はもちろん、ウナギ釣り、テナガエビ釣り、ハゼ釣りにいつでもいける。そして、ミミズが耕した土、そしておしっこは有機肥料になるらしい。春になったらベランダで野菜でも育てるか。おお、いい事だらけだ。やろうやろう。早くやろう。めざせミミズ千匹とかいってみる。

インターネットとかいう便利なものでミミズコンポストの概念を頭に入れて、使えそうなものを適当に買ってきて手作りしてみる。まずは、ダイソーいって7リットルのバケツと風呂桶。お花屋さんで腐葉土3リットル、釣具屋さんで熊太郎ミミズ3パック。全部で1500円くらい。要するに箱と土とミミズがあればきっとどうにかなると見た。生ゴミを処理するのが目的なのではなく、あくまでミミズの養殖がメインなのであんまり大掛かりなコンポストにはしない。

わーいわーい。

バケツをそのままコンポストに使うと通気性が悪いので、底に穴をポコポコと開ける必要がある。おっと、最初から穴の開いた植木鉢を買ってくればよかったか。まあいいや。ドライバーセット(ゴルフじゃない)から先の尖ったヤツを取り出して、バケツの底にエイやっと刺す。穴は開かずにバキっとヒビが入ってしまった。いかんいかん。なんかやり方が間違っている。あ、そうか、プラスチックだから熱したヤツをさせばいいのかと気がつくまで10分かかった。どうも最近脳が弱っているね。ガスコンロでドライバーを炙って、プスプスと富士山で見た星空をイメージして穴を開けまくる。そりゃもうたくさん。

失敗! 熱に弱いぜ。

バケツの底は星空。 最初から植木鉢を使えという事か。

でだ、このまま土を入れると、この穴からミミズさんが夜中逃げ出して、鼻や耳の穴から私の体に侵入して、いつのまにか意識を乗っ取られて土をモリモリと食べるミミズ人間になってしまう恐れはないのだが、ミミズが這いずり回る家っていうのもあまりよろしくないので、底にジャリを敷いて岩盤を作る。

これでミミズは脱走しないはず。

バケツの底がすっぽり収まる洗面器に割り箸を十字に置き、そこにバケツを置く。これは洗面器でミミズのおしっこ(液肥っていうらしい)を受け止めるため。割り箸を置くのは通気性をよくするため。隠れキリシタンな訳ではない。私は無宗教。洗面器の割り箸の上にバケツを置いたら、腐葉土をドバドバと入れて、そこにミミズさんを3パック中身まるごと投入して、バクテリアの繁殖を促すために、栄養豊富な亀本さんの水槽から汲んだ水をかけて軽く混ぜたら、ダンボールで蓋をして部屋の片隅にそっと置く。ちなみに亀本さんの水槽の直下。

エックス! 腐葉土どさどさ。

ちょっと少ないかな。 ミミズ投入。

亀本さんのお水を入れて混ぜる。 おやすみなさい。

よし、これでミミズに困る事はしばらくあるまい。亀本さんのお食事は安泰だ。
さて、春になったらなんの野菜を育てようかなあ。


買い物してして

こういうの好きかな