10/9(日)子羊の丸焼き

男だったら誰もが一度は憧れる「丸焼き」。憧れというか、夢。そんな「丸焼き」という言葉の持つ響きに片思いしている今日この頃、ついに物理的な年齢が29歳になってしまった。ああ、29歳。あれ、29といえば「ニク」か。じゃあ29歳の誕生日プレゼントにぴったりだと自分に言い聞かせて、ついうっかり5キロほどの子羊を一匹、ネット通販で申し込んでしまった。つい先日も出刃包丁を誕生プレゼントとして買ってしまったり、レーシックの手術をしてしまった気もするが、まあ仕方ない。ニクだニク。子羊一匹。こいつはまだ草を食べる前の、ミルクだけで育ったミルクラムとかいう高級品。子羊の中の子羊。これが結構な金額なので、なかなか気合いのいるお買い物である。注文してから考えるのもなんだが、こんなものをどうやって焼くんだろう。もしここがモンゴルであったのならば、羊の丸焼きなんていうのは、大切なお客様が訪ねてきたり、冠婚葬祭がある度におこなわれる日常的な光景なのかも知れない。しかしここは花の都大東京。うっかり川を二、三本超えてしまうと千葉県になってしまうが、それでも我が家はパオじゃない。いや、千葉もパオじゃないんだろうが。まあ、要するに自分が子羊まるまる一匹丸焼きしたいという気持ちが大事なんだから、結果など怖がらずに焼けばいいんだべと安易に山形弁で考えることにする。とはいっても当然羊一頭を一人で処理できる胃袋も財力も持ち合わせていないので、適当に友人知人に声をかけてみる。こんな個人的なチャレンジに有料で参加してくれる人がいてよかった。君たちは素敵だ。せっかくだから山形名物の芋煮も同時にやろうかな。決戦の日にちは丸焼きだけに「10/9(ジュー、食う)」だ。

生きた羊ではない。 絵:晴天さん

そんな訳で羊の丸焼き前日。なんか雨がしょぼしょぼ降っているな。まあいいか。今日までにネットで正しい子羊の丸焼きの方法を調べてみたのだが、なんだかどうも大掛かりな道具が必要らしい。ドラム缶を縦半分に切ったようなオーブンだったり、ぐるぐる廻す取っ手付きの焼き台だったり、ブロックを20個くらい並べたり、とても今から車のない私に用意できる代物ではない。うーん。ちょっぴり困った。もう今日の夜には羊さんはお家に届いてしまうので、雨天順延という高校野球みたいな選択肢はない。

でもまあ、子羊を丸焼きにするのに必要な最低限の装備は、炭、羊を固定する棒、それを置く台だと思うんだよね。あとはたき火をしても怒られない場所さえあればどうにかなるはず。場所については雨が降っても大丈夫な場所が近所にあるので問題なし。たき火をしていいのかは怪しいが。炭はディスカウントショップに売っている。問題は、棒と台か。ホームセンターにいけばどうにでもなる気もするが、二度目が予測されないイベントなので設備投資はなるべく安く済ませたいのよね。そんな時は100円ショップかなあと漠然とした期待を持って錦糸町にある大きなダイソーまで電車でいってみる。

カブト焼きじゃないって。 絵:晴天さん

まず、羊を焼くのに手頃な棒から探す。残念ながら羊の丸焼き用棒は売っていないので、どうにか使えそうな棒を適当に流用する訳だが、燃えると困るので木はダメ。五キロの肉塊を支えられる強度が必要、長さは最低1メートル以上が必須と、東京に夢を持って出てきた乙女の家探し並に条件が厳しいのでなかなか該当する棒が見つからない。園芸コーナーやらキッチンコーナーなど、長くて丈夫そうな棒を求めて店内をぐるぐる巡って、どうにか条件にあう棒を発見。「ツッパリ棒」150円也。これなら耐熱性、強度、長さ、すべての条件を満たしている。スチールに樹脂でカバーされているのが気に入らないが、アルミホイルで棒全体をカバーしちゃえば多分大丈夫だろう。第一長さの調節が利くのがうれしい。これを2本X形に組んで、針金で羊の手足を固定すればたぶんバッチリ。うん、羊の丸焼きのためにある棒に見えてきた。「ヒツジツゴウケン」ってやつだな。羊も歩けば棒に当たるもんだなと。満足。

さて、棒は決まった。あとはこの棒を支える台なのだが、棒にアルミホイルを巻くことで、樹脂の燃焼を回避できるという過程なのだから、台もなにかをアルミホイルで巻けばいいのかな。じゃあダンボールでいいか。いや、いいのかな。ううん、まあいいか。アルミホイルでグルグル巻きにして、棒が長いので火から少し離しておけばきっと大丈夫だろう。そんな訳でアルミホイルを大量購入。ついでに皿やら箸やらも。ああ、なんだか人生初の試みなので、すべてが過程と妄想で進んでいくな。本当に大丈夫かしらねえ。

買い物から戻り、近所のスーパーでダンボールを大量にもらってきて工作開始。目指せアウトドア界のノッポさん。まずはダンボールを潰した状態でアルミホイルを貼付けてたき火のサイドを囲う板を作成。これは熱効率をあげるためと、たき火をする場所にある壁を守るため。次にダンボールを組み立て、中に同じ高さのダンボールを二つ分突っ込む。これだけで人が座ってもつぶれないくらいの強度になる。つくってみて丈夫さにびっくりした。それにアルミホイルをクルクルと3重くらいに巻き付けて、ガムテープで補強したら子羊の丸焼き台完成。これを4つつくる。久しぶりの工作はなかなか楽しい。

反射板。 ダンボールにダンボールを突っ込む。

子羊の丸焼き台完成。

工作が終わったところで、芋煮用の食材やら調味料やらを買い出しに「肉のハナマサ」へいく。明日実際に来る人数がちょっと読めなかったので、多く人が来た場合、子羊が5キロくらいらしいので、お腹いっぱいにはならない。なので牛肉の固まりとか鶏肉の固まりとかも買っておく。続けて台車を押しながら近所のスーパーに酒、お茶、水などの液体を大量に買いにいく。うーん、重い。

買い物を終え、諸々下準備をおこなう。まず牛肉の固まりを、東海林さだお著『ショージ君の「料理大好き!」』のロースト・ビーフの巻を見ながら下ごしらえ。肉に箸を刺したり、油を塗ったり。その他、羊の付け合わせにマリネをつくったり、芋煮の材料を切ったり、なんやかんや結構大変。楽しいからいいんだけれど。

1キロ×2パック。 箸で穴をあけて、そこにスパイスを適当に入れたサラダオイルを注入するらしいよ。

オイルを全体に塗りたくって密閉して冷蔵庫へ。 なんかえらいことになっているな。

必要以上に包丁を振り回しているところにクールな宅急便到着。届いた荷物はもちろん子羊。長さ1メートルほどの箱を開けると、ビニールに包まれた肉塊らしきものに「粗品 私的標本」と書かれた紙が入っている。うん、確かに私の注文した子羊だ。自分で注文しておいて粗品もなにもないのだが。

届いてしまった。 自分に対する小ネタ。

しかし、まだ草を食べるようになる前の子羊っていうのは、イメージしていたよりも小さいな。回転寿しのネタは偽物が多いとよくいうが、本当に羊だろうか。大きさ的には赤犬っぽい気もする。毛が生えていないとよくわからんが、まあ羊なんだろうな。とりあえず腐らないようにダンボールにロックアイスを詰めておこう。明日の朝着にすればよかったな。さあ、明日は朝が早い。集合は12時だけれど、いろいろ準備とかあるから8時には起きないと。目覚ましをセットしてさっさと寝よう。と思ったのだがなぜか長々とした文章とか書き出してしまった。あ、夜明けだ。

本当に羊?。


目覚ましがなってから60分前、どうにか布団から抜け出して、寝ぼけ眼のまま一ヶ月ほど泥を吐かせた鰻を捌き始める。今回は包丁が新しくなったので、鰻を氷付けにしなくてもススッと捌き終わるかなと思ったのが大間違い。まず当たり前なのだが元気な鰻はまな板の上に大人しく寝てくれない。まな板の上の鯉とは大違いである。あっちへぬるぬる、こっちへぬるぬると、頼みもしないのにフローリングの床に皮膚からにじみ出るヌルヌルワックスを塗りたくりやがる。仕方ないので新聞紙で鰻をつかみ、包丁の切れ味に任せて無理矢理捌くのだが、ぐるんぐるんと体を捻りまくる鰻をまっすぐに捌ける訳がなく、なんだかボロぞうきんのような鰻になってしまった。まあいいか。メインは子羊なんだしと自分を慰め、骨と頭を網で焼いてタレをつくる。眠い。

鰻は元気だ。 失敗。

どうにか鰻を串に刺し終え、一人暮らしのお引っ越し並みの大荷物を玄関先に並べたところで本日のスペシャルサポーターKさんにワゴン車で迎えにきてもらう。荷物の多さに唖然としつつも、あくまでニコニコしているところが大人だ。トランクと後部座席にとりあえず入るだけの荷物を詰め込むが、半分ほどで挫折。まあ場所が近いので二往復すればいいか。私の車じゃないけれど。

これ以外にもまだある。

心配されていた天気だが、今の時点では若干雨が降っているが、予報だと午後までには雨はやむはず。雨でも屋根がある場所なので大丈夫なのだが、やっぱり雨は嫌だなあ。車で5分程の現地に到着すると、なんか駐車場に今までに見たことがないくらいの数の車が止まっている。なぜ。そして羊を焼こうと思っていた場所には少年野球の団体らしき人達が200人くらい陣取って、ギュウギュウ詰めで焼き肉パーティーをやっていやがる。焼き肉なのでギュウギュウ。やばーい。

なんじゃこりゃ。 なぜ今日に限って。

しかし、幸いにも川っぺリ側は人がいなかったのでそっちに陣取ることにする。ここなら釣りもできるしね。大量の団体さんから橋桁を挟んだ道路から見えない場所という、これから集まってくる人達が絶対に勘違いするであろう場所だが、まあいいか。

すでに来ていた今回の参加者Aさんに荷物を見てていただき、すぐにUターンで残り半分の荷物を取ってくる。さあ、子羊の丸焼きだ。まずは焼き台のセッティング。といってもアルミホイルを巻いたダンボールを四つ並べて、奥に反射板みたいなやつを並べて終了。続けてツッパリ棒を適当な長さまで伸ばして、アルミホイルをクルクルと巻く。これで後から来た人には、よもやツッパリ棒には見えまい。4つの焼き台を結ぶ中心点に炭と着火剤を並べて点火。さすがにこのシーズン、ディスカウントストアで買う炭は湿気っているがどうにかKさんのファイヤーテクニックで火がついた。あとは10キロ分の炭を景気よく全部その火種に積み重ねて、子羊一頭が焼けるだけの炭火を用意する。

羊丸焼きステージ。予算500円。 ツッパリ棒をアルミホイルでコーティング。

ガンガン燃やそう。

子羊の炭火をしている間に、先日焼き肉、焼き鰻でお世話になったNさんが、芋煮用の大鍋と竹刀の入ったようなごっつい袋を持って登場。どっかで拾ったというカッチョいいヘラ鮒竿、ワカサギ竿、そして竹刀より太い石鯛竿をもらってしまった。すげえ。これで石鯛釣ったも同然。とりあえず今日のところは鰻でも釣っておくか。Nさん、竿を私に渡すと、黙々と鞄から鉈と材木を取り出して、薪を作り出した。芋煮は炭じゃなくて薪でやりたいなあと思っていたが、東京だと薪を売っている場所がなくて泣く泣く木炭でやろうとしていたところにビックサプライズじゃないですか。しかもさらにどっかからでっかい流木みたいなのを拾ってきてガツンガツンと解体している。うーん、かっこ良すぎる。ちなみにこの時期、芋煮の本場である山形だと、スーパーでもコンビニでも薪は山積みで売っている。さらに「芋煮セット(PDF)」という大鍋のレンタルから芋煮の材料まで一式揃ったセットがスーパーにいけばあるのだよ。

薪割り! 薪割り!

ごっつい竿もらった!

思わぬ薪の登場に気を良くしたところで、今日一番の難関と思われる「棒に羊を縛り付ける」という作業スタート。作業中はペーターと読んでくれたまえ。なんとなく。まずは箱から子羊を取り出し、「お代官様に帯を引っ張られる町娘」のように張り切ってラップを脱がし、生まれたままの姿?になっていただき、両手両足を外側に引っ張って「どうにでもして!」と体で表現させる。うーん、スレンダー。なかなかインパクトのある肉塊である。なんか風の谷のナウシカでこんなやつの大きい版が出てこなかったけか。まあ思い出すとまずくなりそうなので記憶に蓋をしておこう。両面に岩塩、胡椒、乾燥ハーブなどをたっぷりと振りかけ、ガーリック入りのオリーブオイルをサンオイルのように塗りたくる。背中のラインはなかなかセクシー。頭ないけど。

ぐるぐるぐる。 どうにでもしてして。

背中はセクシーといえなくもない。 オイルを塗らせていただく。

塩胡椒まみれ、油まみれになっていただいたところで、中心を針金でエックス型に固定したツッパリ棒をあてがい、両手足を縛り付ける。この状態で持ち上げてみたらちょっと中心が不安定だったので、落下防止の安全ベルトは必要だとウエストも針金で固定。なかなかほっそりとしたウエストだなと。よしオーケー。こいつをいい感じになった炭火の上に置いたら、後はオイルを塗り足しながら上下をひっくり返して焼くばかりだ。おお、目の前にはまさに憧れていた「丸焼き」がおこなわれているじゃないですか。どうみても丸焼きだ。大変満足。焼くのは特に難しい技術を必要としないけれど、背中側はどうしても火に近くなってしまうので焦げやすいな。ちなみに私はもう満足してしまい、子羊を焼くのを人に任せてハゼ釣りに興じていたりする。

張り付け。 焼くのだ。これぞまさに丸焼き。

ひっくり返したらちょっと焦げてた。 両面こんがり。

油を塗り足す。 かわいい釣果。

焼き始めてから数十分、思ったよりもアッサリと子羊の丸焼きが無事完成。こんがりとした焼き色がかなーりうまそう。主催者特権を振りかざして、うまそうなところをまずは一切れいただこうかなと包丁をいれる。きゃあ、肉汁が噴き出した。ジュワッて。なんだよ、ジューシーじゃねえか。こんちくしょう。本当は焼き上がってから少し時間をおいた方が肉汁が溢れなくて美味しいらしいんだけれど、そんなのは待てない。スリスリとウナギの100倍スムーズに包丁が進むレアに焼き上がった柔らかい肉を切り出し、ちょこっと醤油をかけてパンやマリネと一緒にいただく。臭みが全く感じられない柔らかいお肉は、肉汁がジュワッと溢れるジューシーさを内包しつつ、外側パリパリ。何だこりゃーなうまさな訳ですよ。この肉を食べた人全員が目を見開いて一瞬沈黙。これが羊達の沈黙っていうやつですか。ええと、うまいの。明らかに今まで食べた羊の中で一番うまい。人生で10回くらいしか食べたことないけれど。

肉汁が溢れやがる。 うまいじゃないか。

ある程度食べ進んだところで、だんだんとレアというか生という感じになってきてしまったので、Kさんに子羊をばらしていただき、バーベキューコンロに移動。ちょっと焼きが足りなかったらしい。羊だけに銘々(メーメー)でジュージューと焼き肉方式でモリモリと食べる。こうなるともはや丸焼きでなないのだが美味しいから気にしない。醤油をちょこっとかけてジュワッといわせたところをパンにのっけて食べるとまさに「涙もの」。決して「並だもの」ではない。スレンダーな姿から、食べるところがあんまりないかなあと思っていたけれど、結構な量の肉がとれるもんだ。

骨がやらかいので簡単にばらせる。 すごい贅沢な焼き肉だ。

うまいさ。そりゃうまいさ。 漫画みたいな肉を食らってご満悦。

ここでどうでもいいアクシデント発生。羊に夢中になっていたら、川縁に置きっぱなしにしていた釣り竿に子供達が群がってしまい、危ないったらありゃしない。勝手に人の釣り竿で遊ぶんじゃない。このまま放っておくと10分以内に3人くらい落ちる気がする。別に子供が水深数十センチの浅い川に落ちるのはいいのだが(私も子供の頃何度も落ちたし)、ここで子供が川に落ちたら私が親達に怒られる気がするので、保護者の方にお願いして撤収していただく。ああ、釣りバリにハサミムシが刺さっている。エサなのかな。なかなか好感が持てるな。とまあ、そんな細かい話もありつつ、羊以外にも芋煮やらこの辺で釣れた地元ウナギやら芋やらバナナなんやらも食う。芋煮の仕上げは最近山形で流行しているというカレーうどんにしてみた。うまい。

落ちる落ちる。 エサがハサミムシかよ。これはこれで。

残った火で芋を焼くのだ。 サツマイモ。

焼きバナナ。 あったかいバナナの味がする。そのままだ。

この人も焼かれる予定だったがお腹いっぱいだったので免れた。 ウナギにナス。

芋煮。山形風なので醤油味で牛肉入り。 カレー粉投入。

芋煮カレーうどん。うまい。 デザートはマシュマロ。

そんな感じで力一杯満腹になり、とりあえず第一部完。しかし、たき火がある限りはもうちょっとブラブラとしていたい人達はその場に残り、残っていた肉やら葱やらを焼きながら、記憶に残らない無駄話を延々と続ける。こういう生産性のない無駄な時間が好き。

葱を炭火であぶってかじる。結構うまいよ。 腹が減ったので昨日仕込んだ牛肉を切り出す。ぐへへへへ。

網焼きステーキ。素敵。

まったりとしたところでそろそろ帰ろうかなあと思った時に、夕方になって参加した修行僧の人が、大物が釣れたと騒いでいる。おお、そういえばウナギ釣りをしていたんだっけ。なんだなんだと近づいてみると、ジリジリとリールから糸が引っ張りだされるかなりの大物。この川でこれだけ引く魚は、スズキかコイか、あるいはアザラシ。もしウナギだったら1メートル級の大物だが。がんばって魚と戦っているその背中をポンと押してしまいたくなる衝動を抑えるのが大変だ。数分かけてゆっくりゆっくりと近づいてきた魚が見えてきた。む、四角い。腹が白い。どう見てもアカエイ。川なのにアカエイ。座布団サイズ。ああ、なんか今、去年の富浦の思い出が鮮明に甦ってきた。こいつの尻尾に刺されたら入院コースなのでちょっと距離を置いて見守っていたら、Aさんが網で無事掬い上げた。網の直径より大きいぞ。とりあえず見事に釣り上げた「大物が釣れてうれしいけれど、ちょっと寂しい」修行僧に「煮て食うとうまいよ!」と言い残してその場を去る。

なんか大物釣れている。 あ、あああああ。

上げるのは無理。 歯を食いしばるアカエイ。

網で掬う。 よく網に入ったな。

スティングレー。やっぱりレーダーに写らないっぽい素敵な外観だ。 黒いのが毒針。握ってはいけない。

修行僧の人は、その後に本命のウナギも釣っていたが、普段どういう修行をしているのだろう。謎だ。別に知りたい訳でないのだが。

今度は軽いらしい。 食べごろウナギだ。


燃やすものがなくなり、たき火が小さくなってきたところで、煙臭くなった体をお土産に解散。みんなのおかげで「丸焼き」という一つの夢が叶ったいい一日だったなと。

買い物してして

こういうの好きかな