2003/12/20(土)ナンジャタウンの餃子スタジアムへいきました


実は昔から憧れていたんですよ。ナムコ・ナンジャタウン餃子スタジアムっていうヤツに。ただねえ、わざわざ池袋までいって、入場料300円払ってまで餃子食べにいくのもどうかなあと二の足を踏んでいたんです。で、そういう話を友人としていたら、その人がナンジャタウンのスペルがNANJATOWNではなく、NAMJATOWNだと言い張るんですよ。なんだよナムジャタウンって。そんな訳はない。じゃあ仕方がない、確かめないと眠れない、という訳で、重い重い腰を上げた次第です。ネットで調べればいいじゃんっていう話もありますが。

餃子スタジアムのあるナンジャタウンっていうのは、池袋のサンシャインシティの二階、三階にある。ちなみにこの建物はサンシャインのくせに60階建てじゃない。

サンシャインシティで泣くほど迷子になりながらナンジャタウンの入り口へ到着。おお、確かにNAMJATOWNだ。これからはナムジャタウンと呼んでやる。本日の主な目的達成。とはいってもせっかくなので餃子が食べたい。とりあえず入場券を買わねばとチケット売り場に並ぶ。値段を確認すると、入園券300円はいいとして、入園+アトラクションフリー3,900円とある。なんだアトラクションフリーって。要するに餃子食べ放題っていうことか?ちょっと高くない?と真剣に悩んだワタシ。しかも、「アイスクリームシティ」というイベントもやっているらしい。なんかそれって王様のブランチで見た気がするぞ。そしてさらに「中華まん博覧会」略して「まんぱく」までやっている。オーマイコンブ。いったいワタシはどのイベントにいけばいいんだい。

レッツゴー餃子屋。 え、中華まん博覧会? OH! ICECREAM CITY! 入場券300円也。

パンフレットを熟読して傾向と対策を練る。なるほど。ワタシはずっと「ナンジャタウン=餃子ミュージアム」だと思っていたんだけど、「餃子スタジアムはナムジャタウンというビルに詰め込んだ花屋敷みたいな施設内に常設されている餃子の屋台村」で、最近調子に乗ってアイスと中華まんも始めましたということらしい。ガッテンガッテン。とりあえずナムジャタウンの入園券だけ買えば餃子もアイスも中華まんも買うことができるらしい。

そうとわかればこっちのもの。入園券を買って腕を大きく振って意気揚々とナムジャタウンに突入。中は「レトロ」とか「昭和」とか「懐かしの」とか「チープ」とか「花屋敷」とかの記号的な小道具を満載しましたっていう感じの街並み。24あるというアトラクションを全部無視してとりあえず餃子屋へ。

ドジョウすくいもできる。 ウナギもあるでよ。 金魚じゃなくて鯉すくい。 すくってもぬいぐるみがもらえるだけらしい。なんだよ。

高い。 ハヤシもあるでよ。

いろいろな餃子屋台がある中、入り口でもらった店舗紹介のパンフレットを頼りに、まずは新登場らしい滋賀新感覚グルメ餃子「包王(パオウ)」の「牛とん包」の焼き餃子(420円)と水餃子を一パックずつ購入。パンフによると、なんでも「近江牛たっぷりの贅沢な味」で、「ジュワーッと広がる牛肉の旨味がたまんないっすよ!」だそうだ。餃子の解説とは思えないコメントだ。肉骨粉とか練り込んでないだろうかと若干不安だ。がんばれ吉野屋!

続けて、蒲田羽根付き餃子「歓迎(ホワンヨン)」の「焼き餃子」(320円)を購入。「パリパリの羽根つきの焼き餃子。ひと口でパクッと食べてみてください」とのこと。羽根つきですか。多い日も安心だね。いや、食欲がね。

「牛とん包」の焼き餃子。 水餃子というかインスタントスープ餃子。 おお肉汁が・・・。 羽根つき餃子。ウイング餃子。

餃子スタジアムの隅っこにあるテーブルに陣取って、店から出された時点で若干冷めている餃子を並べる。まずは「牛とん包」の焼き餃子。具に味が付いているからタレはないそうだ。大口あけてパクッと食べる。アツアツの肉汁がぶじゅっとでるかと思ったら、味の素たっぷりのパサパサした肉が口の中へなだれ込んできやがった。その瞬間、口の中から強烈なSOS信号が発せられ、体中の毛穴が隆起した。鳥肌である。気を取り直して水餃子。まずスープを一口飲む。インスタントのワカメスープの味そのもの。餃子とこの上なく合わない。餃子とスープで味の素が二乗だい。無理矢理食べたら体が痒くなってきた。

次は大丈夫だろうと、恐る恐る羽根付き餃子をいただく。うん、似たり寄ったり。やはり、バイトの兄ちゃんがレンジでチンするだけの冷凍餃子で味に個性を出そうとすると、どうしても味の素が増えるのかなあと悲しくなる。

涙を拭きながら口直しに中華まん博覧会「まんぱく」へ。まずは上海酥餃房(シャンハイスーギョウボウ)の「上海ドッグ」(360円)を購入。「ロング腸詰が丸ごと一本」入っているんだけど、その腸詰が細くて悲しい。生地に赤ピーマンを練り込んでいる意味がよくわからない。悲しいのでイタリアントマトの「タパ・カバブマントゥ」(400円)を追加購入。本格インド料理だそうだ。なぜイタトマでインド料理なのかは知らないが、癖のあるマトンにアバウトなカレー風味、カッタイ皮の組み合わせは結構好きだったりする。

上海ドッグ タパ・カバブマントゥ マトン臭くてウマイ。

疲れた足を引きずって最後にアイスクリームシティへ。甘党にはたまらない甘ったるい空間の中に、トルコののびるアイス「ドンドルマ」やら本物の白熊は絶品の味「氷白熊」やら韓国の混ぜるアイス「パッピンス」やらが出店中。ああ、ここのバニラエッセンス臭い空気を吸うだけで虫歯が痛む。でもそこがいい。

あったかアイスクリームってなんだ。 なんか短冊みたいなのがあったんで、 とりあえず願い事を書くが、叶わなかった トルコ人アイス職人。テレビで見たときほどアイスはのびない。

どれで太ろうか迷ったあげく、 和風創作アイス「あげぱんあいす」(350円)に決定。理由は揚げパンが好きだから。このあげぱんあいすっていうのはアツアツの小ぶりな揚げパンに、上からぱっくりと切り込みをいれ、そこにバニラアイスをにゅいんと挟んでキナコを振りかけたらできあがりというもの。チョコや生クリームのトッピングもアリ。これをアイスがこぼれないように大口をバックリとあけてかぶりつきます。いやあ、おいしい。今日食べた中で明らかに一番美味しい。温かい揚げパンと冷たいアイスが同時に噛むと、口の中にネチョ〜と溶けたアイスがパンに押し出されてきて、十人中九人がニヤニヤしますのよ。いや本当。ニヤ〜って。

あげぱんあいす。すてきなひびき。 生クリームとチョコをトッピング。 プレーンタイプにキノコをたっぷりとね。 大変食べづらい。でもそこがいい。

ああ、おいしかった。で、終わればよかったんですけど、アイスクリームシティの真ん中にカップアイス博物館っていう、日本中のカップアイスを300種類集めた売店(チェリーランドみたいだね)があったので、最後に一勝負することにしたんですが、ああもう大失敗。わかめアイスとか手羽先アイスとか八丁味噌アイスとか牛舌アイスとかうにアイスとか炭アイスとか伯方の塩アイスとか焼きナスアイスとかの、たとえまずくても話のネタになりそうなアイスがたくさんあるのに、なぜか「いかアイス」という微妙に地味なアイスを選んでしまい、味も生臭くイカ臭く甘ったるい、一口食べて「ごめんなさい」とゴミ箱へ捨てるような味でした。いや、本当に地味にまずいんだ。悪い意味でイカ味満載で。おもわずあげぱんあいすをまた買って口直ししてしまった。

めずらしいアイスがいっぱい。実際に買えるところが素敵。 宇宙食のアイスクリームだそうだ。 天使のわけまえ」といえばマルコシアスバンプ。

なんで買っちゃったんだろう。 生臭い!


いやあ、名物にうまいものなし!


買い物してして

こういうの好きかな