2004/3/13(土)台湾旅行記4「台北 永康街刀削麺の刀削麺」


以下に書く文章は、すべて私の私見です。ベトナム、台湾の複雑な歴史背景、食文化、民族気質等、一切学ばない状態での興味本位の旅なので、偏った見解、誤認等多々あると思いますが、いつものこととご了承の上、閲覧ください。



3/13(土)昼前。

お粥横町で胃もたれした体にピシンピシンと鞭打って、台北の並木通りを延々歩き回る。途中見かけた骨董市や選挙運動を眺めつつも、心はすでに昼飯何食べようかということで一杯だ。午後には日本からのお迎えが来てしまうかぐや姫なので、今日の昼飯は台湾最後の食事となる大事なイベントだ。なのに、吉野家とかマクドナルドのご当地メニューが気になって気になって仕方がない。バーガーキング懐かしいし。まあどれもある意味台湾でしか食べられない味なんだけれどちょっと違う気がする。

よし、決めた。刀削麺にしよう。確か台湾は刀削麺の本場だった気がする。飯田橋の刀削麺荘であれだけ美味しいんだから、本場ならさらに素敵な削りっぷりのはずだ。そうと決まればさあ出発。

テクテク歩くこと30分(当然デューク更家風に)、ちょうど朝のお粥が消化された頃に「永康街刀削麺」という知る人ぞ知る(当たり前だがっていうツッコミをいれるのも微妙なフレーズ)路地裏のお店に入店。さあ小麦粉の固まり削ってもらおうか。

削ってくれたまえ。

テーブルに座り、壁に掛かっているメニューを見ると、一見シンプルだがよく考えないと失敗しそうな素敵な漢字の羅列。多分左から「牛肉と麺」、「牛肉スープと麺」、「なんかの麺」、「牛肉で取ったスープ肉無し」、「牛肉で取ったスープ肉入り」、「小皿料理」なのかな。ううん、確信が持てない。うんうんうなり続けていたら、お店のニイチャンがこの店が紹介されている日本の台湾観光雑誌を持ってきて、「牛肉麺」と「炸醤麺」を指さして、親指を突き立てて「GOOD!」と勧める。じゃあそれ。注文方法はメニューに書かれた紙に数字を書く方式なのでラクチン。小皿に盛られた漬け物を勝手に冷蔵庫から取ってきつつ料理を待つ。

刀で削る麺。刀削麺。 パズルのようなメニュー。

ちらりちらりと刀捌きをのぞきながら待つこと数分、お待ちかねの本場刀削麺登場。おお、さすが本場、麺が太いぜ。

「牛肉麺(大)」と「炸醤麺(小)」

まず牛肉麺、当然麺は小麦粉でできており、牛肉でできているわけではない。具は白菜の青いところ、煮込まれた大根、八角香る牛スジ肉と、日本ではなかなか見受けられないダイナミックな組み合わせ。さすが本場だけあって油タップリコッテリコテコテ。ああ濃い。

次に炸醤麺、具は挽肉、モヤシ、キュウリ。さっぱりした組み合わせが吉。で、肝心の味はというと、ごめん忘れた。ダメだね、食べてから二ヶ月も建ってからレポートしようとしちゃ。とりあえず、「さすが本場だ!」と良くも悪くも唸ったことは覚えているよ。

とりあえず、台湾の刀削麺、飯田橋の刀削麺とは同一線上には絶対無い。


つづく

買い物してして

こういうの好きかな