2004/3/8(月)ベトナム旅行記5「ベトナム一日目の夜」


以下に書く文章は、すべて私の私見です。ベトナム、台湾の複雑な歴史背景、食文化、民族気質等、一切学ばない状態での興味本位の旅なので、偏った見解、誤認等多々あると思いますが、いつものこととご了承の上、閲覧ください。



まだ3/8(月)…。

ホーチミンの空港出口で、現地ガイドさんは同じ飛行機で来た、学生さんっぽいHISの旅行者を次々と10人ほど集め、マイクロバスに全員詰め込みホーチミン市街へ向かう。なんか女子大生の3人組がやたら多いな。

いきなり物売りの少年登場。 空港。あついっす。

ベトナム人特有ののんびりとしたニホンゴでガイドさんが自己紹介。「ミナサーン、コンニチワー、ワタシノー、ナマエハー、ズンデース」といいながらみんなにお土産を配る。中身はインスタントフォーとインスタントコーヒーでした。ちなみに貰った「ベトナムインフォメーション」と書かれた注意書きによると、フルネームは「ドウ−ヒュウ−ズン」さんだ。初めて聞く名前だ。

で、ガイドさんがいろいろとベトナムの国土面積とか人口とかをゆっくりと一生懸命説明してくれているんだけれど、みんな外の様子に夢中で馬耳東風。なんだこのバイク(全部スクーター)の多さは。バイクが多い多いと聞いてはいたけれど、実際にこの目で見てみると思ったより多くてビックリする。HONDAのカブに3人乗りは当たり前。三秒ごとに聞こえてくるクラクション。数年前にベトナム行った知り合いが「ベトナムのバイクで最初に壊れる場所はクラクション」と書いていたのを妙に納得。

ガイドのズンさん。悪人顔だが多分いい人。 70cc以下は免許いらないらしいよ。ヘルメットは一人もしてない。

マイクロバスはバイクをブーブー蹴散らしながら、砂と土と煉瓦と緑でできた街を走り、「雑貨屋さんでお買い物」という談合のニオイがプンプンするプログラムのため、しょぼい土産物屋へ到着。着いた早々おみやげ買わせようとするなよHIS。ちなみにベトナムでは料金表示がすべて米ドルのところは観光客用です。ここもそう。こらそこの女子大生、初日からアオザイオーダーメイドしてどうする。

堂々と「コピー財布」といわれても。ねえ。

お土産屋には結局三件も連れて行かれて(当然なにも買っていない)、その後ツアーに組み込まれているらしいベトナム料理のお店へ。お店は「Blue Ginger(青いショウガ?)」という、割とガイドブックにも持っているベタな店。料理はHISご指定のコースのみ。もちろん飲み物は別料金だ。

青いショウガってなんなのさ。 店内は日本人ばっかり。

興味津々でなかなか素敵なベトナム料理を食べていたら、僕たちのテーブルだけ「えびせん」みたいなやつが無いことが判明。つたない英語で店員にクレームをいうも、伝わったんだか伝わってないんだかよくわからないが「NO!」と強烈に拒絶される。悔しいので料理終了後、ガイドのズンさんに八つ当たり気味にニホンゴとエイゴを混ぜてクレームをいうも「タベチャッタノ?」とイマイチ伝わらない。負けずに「エビセン!エビセン!」と言い続けてどうにかエビセンをゲット。ベトナム人に勝った。

無事にエビセン食べて料理終了。333ビール2本とTigerビール1本分のドリンク料金が約90,000ドン。まだドンに両替していなかったので、ドルでも払えるかと聞いたらオーケーというので、10ドル札を渡したらお釣りが3ドルと7,00ドン。ああ高いんだか安いんだか。

本日のコース。たくさんあるようだが、ベトナム語と英語で交互に書かれているだけ。 ビールは現地の333(バーバーバー)ビール。軽くて飲みやすい。

ベトナムといえばとりあえず生春巻き。ライスペーパーにライスヌードルが詰まっていた。おにぎりの具がセンベイって感じの組み合わせ。 イカを揚げた物。甘いソースをつけて食べるととっても美味しい。素敵。

Tigerという現地っぽいビールを飲んだら実はシンガポール産という罠。 肉野菜炒め。シャキシャキ。野菜がしっかりしている。

豆腐と肉団子のスープ、魚の煮物、白米と、日本食とあんまりかわらないメニューもあり。インディカ米だけど。 ベトナムといえばフルーツ。スイカにパインにマンゴー。普通だ。お茶はジャスミンティーで美味しい。

やっとのことでエビセンゲット。日本と同じ味なんだけれどね。 シャワー付きトイレ。どこの国の文化なんですかね。

1ドル以下の細かいお釣りはドンらしい。

ここでベトナムマメ知識。ベトナムの通貨は「ドン」で、1,000ドンが7円くらい。両替する場所によるけれど。ホテルで円をドンに両替したら10,000円1360,000ドンになった。大金だ。1ドルは16,000ドン位で街中だったらだいたいドルでそのまま払えるけれど、ドルで払ったらおつりがドンで来たり、ドルならいくらでドンならいくらといわれたりと、算数に弱い私はなにがなんだかわからない。さらにお店での買い物はドンで買った方がレート的に大抵お得なんだけれど、ドンは円やドルに再両替できないから出国前に使い切らないといけなかったりする。ああ、わけわからん

メシ食ってホテルに行く途中、ミネラルウォーターをホテルで買うと高いとガイドのズンちゃんがいうので、地元の商店に寄ってもらう。ベトナムのミネラルウォーター3本、33ビール2本、ベトナムの焼酎1本購入。3ドルだしたらお釣りがきた。ちなみに焼酎は水より安い。酒税法とかないんだろうね。ただ、この焼酎は封がされた新品なんだけれど、逆さにするとポタポタと漏れてくるようなアバウトなつくりだ。でもアルコールだから自己消毒でオーケーだい。

水より安い酒「ネプモイ」。強烈に甘ったるい。餅米でできているそうだ。

その辺の現地の人より汚いジーンズとくたびれたTシャツで、必要以上にゴージャスな「DUXTON HOTEL SAIGON」というホテルに到着。本当にここはベトナムかいっていう感じでちゃんとしている。といっても熱海のくたびれた観光ホテルくらいの値段だったりする。ドレスチェックがあったら入れてもらえないところだがベトナムなので大丈夫。そういえば私は家族旅行をしない家に育ったので、海外旅行だけでなく、ホテルに泊まるっていう行為自体が人生初な気がする。323号室に案内され、荷物を置いて一休み。冷蔵庫のミネラルウォーターをチェックしたら2.5ドル。確かに高い。ズンさんありがとう。ちらっと外を散歩した後、商店で買った「ホーチミンの美味しい水(適当な和名)」と、水より安い酒「ネプモイ」を飲んで就寝。さあ明日は釣りツアーだ。

おお、ハトヤみたいだ。 あらきれい。ジーパンで入っていいのかしらん。

ベトナムというよりなんか中国っぽいクッション。 ベトナムの夜。

夜のホーチミン。活気は売るほどある。

とりあえずまだ腹は壊れていないっす。


つづく

買い物してして

こういうの好きかな