2004/5/2(日)房総半島道の駅巡り6 道の駅の駐車場でプチ野宿


さて、地魚も堪能したし(強がり)、どこに泊まろうかなととりあえず館山駅前の観光センターみたいなところへ。今日どこに泊まるのかとか一切考えずに出発しているもんで。で、そこにある「本日の宿泊施設空室状況」っていう電光掲示板をみてびっくり。どっこもランプがついておらず全部満室らしい。どうやらゴールデンウィークっていうものを舐めていたようだ。日本は不況だっていうのにねえ。不況だから館山なのかもしれないが。

泊まる場所なし。

まあ宿に泊まれないんじゃしょうがない。とりあえず真夜中のドライブへ出発して、どっか素敵な野宿スポットでも探そう。車で寝るのは久しぶりだな。しかし、電車でこなくてよかった。電車で来て泊まるところがなかったらダンボール集めなきゃいけないからね。

そんな感じで房総半島の南のさきっちょから鴨川方面にちょっと走ったところに、なかなかよさげな駐車場発見。どっかの道の駅の駐車場らしいんだけれど暗くてよくわからない。ここにはすでに何組もの先客が芝生の上にテントを張って野営中。ここならトイレも水道もあるし、治安的にも大丈夫そう。適当なところに車を止めて野宿の準備。準備といってもテントもダンボールも持ってきていないので、寝るときは席を倒して持参した毛布かぶって寝るだけ。寝るにはまだ早い時間だったのでちょっとキャンプ料理のまねごとにチャレンジ。

旅の途中に買った新鮮そうなそら豆と見切り品のエンドウ豆を、実家の物置から発掘してきたガスコンロで焼いて酒のつまみにする。ただそれだけ。なぜなら今日は一匹も魚がつれていないから。釣った魚以外を料理するのはアウトドアでは納得いかないじゃないですか。なのでベジタリアンなアウトドアクッキング。

そら豆を殻ごと焼く。おいしいよ。 エンドウ豆も焼く。豆しかない。

そら豆は殻がついたまま焼き、皮が焦げてきたら中の実に塩をつけて食べるという「わかさ」で覚えた焼き方。すっげえアッツイけどそこが美味しい。この焼き方は房総半島の野宿にピッタリだ。豆だけの晩酌だけれど、空の下、千葉のはずれで食べているのでとても楽しい。豆だけに胸にビーンとくる味だ。

ビールを二本飲んだところで旅の初日は無事終了。今日は房総半島の南の果てまで来たので、明日の目標は東の果てだ。東の果てってどこだっけ。まあいい。いけばわかるさ。おやすみなさい。


つづく

買い物してして

こういうの好きかな