2003/9/5(金)秋葉原でメイドさんに萌えてみる


浅草橋までお使いにいったついでに、高校一年のときからの愛読書、週刊SPA! 9/9号に掲載されていた「“趣都”アキハバラ徹底攻略ガイド」という記事に載っている内容に踊らされてみようと、アキハバラまで足を伸ばした。いまさらアキハバラ。暇な私。

SPA!の記事にあわせてまずは「ラオックス アソビットシティ」へ。SPA!曰く「メジャーなアイテムはすべて揃う趣味の総合デパート」だそうだ。アキハバラでメジャーっていわれてもなあ。だいたいアソビとビットをかけたネーミングセンスが微妙だし。

とりあえずエスカレーターで一番上へ。おっと、7階は単なるアキバ系エロ屋じゃん。ラオックスなのに。ちょっと立ち読み。起ち読みではない。同人誌コーナーにパロディものがたくさんあるのだが、虎柄のビキニとか赤いモビルスーツとかじゃないとオリジナルがわからないので困る。せめてまいっちんぐとかにしてくれ。

6階はゲームコーナー、ゲームしないのでパス。

5階に降りたらパパパパパンと鳩に豆鉄砲食らわしたような音が。なんだなんだといってみたらエアガンコーナーの射的台?で無心になってマシンガンぶっ放している人が。おお、SPA!の記事通りだ。フロア中に響き渡るパパッパパパパパンの音がちょっと旧正月の台湾みたい。しかし日本は平和だなと。

いろいろと納得をして4階へ。駄菓子屋でお菓子をちょっと買う。

で、飽きたのででる。
「色の白さは七難隠す」っていうのはアキバ男子には当てはまらないなと。

ラオックスをでて、SPA!のページをペロンとめくると、次は、アキバの新しい象徴「ラジオ会館」だ。新しいか?

ガレージキットや食玩で有名な海洋堂フルタとの決別ネタおもしろい)やらボークスのアンテナショップを見学。50万円の「ガメラヘッド」を欲しがってみたり、「北斗の拳」のビデオ上映に立ち止まったり、「ドルフィー」とかいうアンティークもどきの人形を弄ったりと、そこはかとなく異国情緒を味わう。知っているもの4割っていう感じだけどなかなか楽しい。買うものはないけど。

ページをペラペラと飛ばして、フルオーダーの制服から、人気のガンダムTシャツまで「コスパショップAKIBA」へ。普通のレオタードとかも売っているのだが、やはりスポーツ用品店で買うのは恥ずかしいってか。赤い髪の店員が微妙なので退散。

駄菓子 和田ラジヲ
ラオックスで買ったお菓子。チーズあられが好き。 ラジオ会館。ラジオも買えます。

最後、一杯400円のコーヒーでメイドさんに会えるカフェ「CAFE メイリッシュ」。わざわざSPA!を片手にアキハバラまできたのは、実はここにいきたかっただけだったりする。
中央通りからだいぶはずれたビルの二階という、知らなければ絶対たどり着かないような場所に構えるこの店、ある意味個人的には巣鴨あたりのキャバクラに入るよりも勇気がいる。看板の前で三分ほどうろうろした末、自分は喉が渇いているんだと強く信じて、入り口へ向かう階段をゆっくり歩き出す。途中、店から出てきたと思しき、黒いベストを着て眼鏡をかけた妙ににやにやしている分かりやすい秋葉原住民とすれ違ってブルーになるも、どうにか夢にまで見たメイドさんカフェの入り口に到着。右手をぐっと伸ばして扉を開け・・・ようとするが開かない。おりゃっと引いても開かない。不審人物になったワタシがドキドキしながら二歩下がって首をかしげていると、後からきたアキハバラ歴4年くらいの黒ずくめの人が私を追い抜いてスムーズに開かずの扉を開けて入っていった。兄さん、妙に手慣れているねえ、さては常連さんだねっと心でつぶやく。なるほど、そこをそう引くのねって文章だとわかりにくいので、是非みなさんも店頭で悩んでください。

看板 入れるかしら?
一見風俗店風の看板。期待したら負けです。 入り方のわからないマジカルドア。みんなも迷おう。

前入った人と同じ団体だと思われても困るので、10秒ほど間をあけて入店。記念すべきメイドさんオタクへの第一歩だ。店内を見渡すと、明るいピンクで統一された30席程のカワイイ店内は、すでに8割方埋まっている。平日の昼下がりだというのに。もちろん客はみんな男。入り口脇の黒板には「本日ぷち学生祭。」との文字が。いやがおうにもいらぬ期待がふくらむ。

すぐにカウンター内から、黒い服のメイドさんが満面の笑みで登場。おお、そこそこカワイイ。40人中19人が女のクラスでいったら上から4番目くらいは堅い。

メイド「お一人様ですか?」
ワタシ「は、はい。」
メイド「おたばこお吸いになりますか?」
ワタシ「ど、どっちでもいいです。」
メイド「ではご案内致します。」
ワタシ「お、お願いしまふ。」

ふう、ひさびさに舞い上がったぜ。
席に着いてメニューを見ると、コーヒー400円、ケーキセット700円となかなか良心的な値段設定。ここは渋くホットコーヒーでも飲もうかと思ったが、あえて甘々にココアフロート(税別500円)を、さっきとは別のメガネのメイドさんに注文。ご一緒にケーキもいかがですかと聞かれてちょっと困るってうか照れる。このメイドさんもなかなかかわいい。

注文したココアフロートは、ピンクのセーラー服を着たお姉さんに運ばれてきた。たぶんこのお姉さんが「本日ぷち学生祭。」なんだろう。よくわからんがまあよし。コースターとかストローとかがいちいちカワイイので困る。

ちょっと薄いココアを啜りながら店内を見回すと、オタクだらけだと思っていたら、なぜか普通に打ち合わせをしている営業の人がいたりもする。アキバ流の接待か?。確かにここなら話が早くまとまりそうだが。

ココアに浮いたアイスをスプーンでほじくっていると高校生4人組が来店。メイドさんが「いらっしゃいませ。おたばこお吸いになります?」って聞いていたけど、高校生は迷わずに禁煙席にご案内しなさいって思うのはワタシだけか?あ、でも「本日ぷち学生祭。」だからもしかしたら二十歳をすぎたニセ高校生かもしれない。アキハバラだし。ううん。そういえばマクドナルドでバリューセット5個買ったときに、「こちらでお召し上がりですか?」って聞かれたな。そんなに食えるか。

ちなみに各テーブルには注意書きがあり、店内写真撮影禁止、カードゲーム禁止、90分入れ替え制とのこと。お客さんは別に店員をジーっとみているという訳でもないらしい。普通に友人同士でファーストガンダムがどうしたとか話したり、ひとりでツードック飲みながらチョコケーキを食べていたりする。ワタシはせっかくなのでケータイでメールを打つふりしてメイドさんをジーっと観察。カウンター内でメイドさん二人が、お互いの胸のリボンを直しあっていたりするのを見てちょっと萌える。

店内 看板 看板 入れるかしら?
店内の絵。カウンター奧にメイドさんが。 ココアフロートの絵。なんともファンシー。甘くないけど、ある意味甘い。 これは・・・あれだ。 おもわずコースターとおしぼり持って帰ってしまった。どうすんだ。

メイドさんを見ていてとても楽しいのだが、さすがに一人だといたたまれなくなり、僅か20分ほどで税込み525円を支払って店を脱出。いやあ、なかなか楽しい店かも。次は執事服で来店だ!。


家に帰り、この店のHPを速攻チェック。お、イベントがあるのか。おお、なんだよ「ねこみみDay」って。楽しそうじゃないか。で、次のイベントは9/17か。ふんふん。おお、メイドさんの紹介ページが。いいねえ。あ、BBSが閉鎖されている。そりゃそうだ。

ここの店で萌えるか萎えるかはあなた次第。
ああ、店長になりてえ。

買い物してして

こういうの好きかな