2004/5/2(日)房総半島道の駅巡り5 館山自衛隊堤防と居酒屋「有香」


うまい魚を求めて館山到着。とりあえず腹は減っているのだがメシを食べる前に行きたいところがある。それは岩井袋と並ぶ陸っぱり系釣り雑誌の人気スポット「自衛隊堤防」。自衛隊の基地のすぐ裏にあるから自衛隊堤防。別にここで演習をやっている訳ではない。秋になればカツオやイナダが回遊する有名ポイントで一度この場所を踏みしめたかったのよ。とはいってももう夕方なので釣り竿は持たずに見学だけ。ゴールデンウィークなのにガラガラの防波堤には、イカの墨痕がぽつりぽつり。とりあえず先端までいってジャリメを二匹お賽銭代わりに海へ放り投げて今年の大漁と安全を祈願。

おお、憧れの自衛隊堤防。 先端大好き。

さて、メシどうしよう。とりあえず駅前にきてみたはいいけれど、予想以上になにもない街なのね。一応るるぶとか見てそれっぽい店へいってみるんだけれど、誌面で見ると美味しそうな店なんだけれど、実際いってみるとイマイチぐっとくる店がなく、あてもなく街を彷徨う。館山まで来れば素敵な魚店がうじゃうじゃあると勝手に想像していたもんで現実のギャップに戸惑う訳を思いめぐらし、すべて幻に夢中って感じでしょうか。意味わかりませんね。

館山の街をさまよい歩くこと30分、どうにかそれっぽい居酒屋「有香」なる店を発見。ここはすぐ隣の魚屋が経営している店らしく、なかなか魚に期待が持てる。館山まで来てよかったなと思う瞬間。

店にはいると店内はお客さんで一杯。どうにかぎりぎりカウンターの奧が二人分空いておりセーフ。すぐ後にきた別のお客さん達が断られているのを横目で見ながらお刺身盛り合わせや焼き魚などを注文。店の壁には地元の新聞に取材された時の記事が張られ、店主の蘊蓄が語られている。これでまずい訳がないとニコニコしながら料理を待つ。待つ。待つ。待つ。長いこと待つ。で、不安になった頃にやっとお刺身登場。こぎれいに5品ほど盛られており、ええと、サバとヒラメとイサキとキンメダイとムツかな。適当。ヒラメと思われる白身の切り身にワサビをのっけてちょいとつまんで醤油つけてパクリ。うん、ほら、あれだ、うん、だめだ、生臭い。っていうか臭い。なんかヌルッとしている。ちょっとやばいかも。でも他に4品あるしと次々とパクパクパクパク。うん、ごめん、なんかジンマシンがでそう。とりあえずワサビ多めに使えば大丈夫だろう。さらにウーロン茶で消毒すればばっちりなので全部食べる。そのあと出てきたイサキの塩焼きも微妙。でもこっちは火が通っているから安心二重丸。

店構えは悪くないと思いますが。 お刺身。見た目は美味しそうよ。

イサキ。鶏魚と書きます。

いやあ、絶対美味しい店だと思ったんだけどなあ。なにが悪かったんだろうなあ。あ、わかった。ゴールデンウィークだからか。よく考えたらゴールデンウィークって漁師さんもお休みだから新鮮な魚なんてあるわけないじゃん。しかもここ数日は天気悪かったし。ゴールデンウィークに魚食ってまずいと文句たれるのは、お盆過ぎに海いってクラゲに射されたって文句いったり、風の強い日に手漕ぎボートに乗って流されたって文句いうようなもんだな。こりゃ私が悪かった。すまなかったよ有香。


つづく

買い物してして

こういうの好きかな